不登校を考える夏の全国大会in金沢に参加して

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2018年8月4日・5日金沢の「金沢大学」で開催されました。
初日には全大会で、東京シュ―レ代表の奥地圭子氏の基調講演と元文科省大臣で超党派フリースクール議員連盟幹事長 馳 浩さんの講演がありました。
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青少年みらい教育支援協議会から東儀が参加させていただきました。
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●1日目の奥地先生と馳議員とのお話は大変勉強になりました。
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大きな変革は、「教育機会確保法」が正式に定められた事です。
これまでは不登校の児童生徒は、基本的には学校に戻すという考え方が主流でしたが、この法案で学校に戻すのではなくその子どもに適応した教育施設で学習することが決まったのです。
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全国にある行政が運営する「適応指導教室」しか認められなかった不登校児童生徒には、一筋の光が差し込みました。
出席日数、進路、いじめ、定期などこれから大きな変化が起こると期待せれています。
そして、これからの問題は、助成金の問題、先生の研修、適応教室とフリースクール、政府行政のフリースクールの評価などの問題があります。
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また、現役のフリースクールに通う子供たちの発表がありました。
4名の子ども達が登壇し、自分の意見をしっかり述べる姿に感動しました。
不登校を肯定的に受け止め、自分の人生設計もしっかり持っていることに感動しました。


●2日目の分科会では、居場所・フリースクールについて活発な意見が交わされました。
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金沢のフリースクール「いろり」の実践報告があり、開設間もないにもかかわらず、フリースクール、デーサービスは順調に運営されていること、新しい法律ができて親の問い合わせが多いことなどの発表がありました。
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また、他のフリースクールの発表の中で多くは、フリースクールと共にデーサービスや塾、就労支援などプログラムを多く持っていることがわかりました。
授業料の話でもいろいろ話が盛り上がり、全国平均は33,000円であることなどがわかりました。
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また、地方では様々な助成金の活用もありました。
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今回初めて参加させていただき、私たち青少年みらい教育支援協議会にとっても大変勉強になった2日間でした。
誠にありがとうございました。